

コンサルティング実施前と実施後の状況(アンケートより)
Before 〜 仕事について
檀家離れを危惧しつつ、会合などでは檀家の意識の低さを嘆いてばかりいたが、何をすることもなく、檀家や現状への不満やグチを言ってばかりだった。
このままでは現状維持すらできないというのが分かっており、なんとか生き延びる道を見出したいと思いつつ、行動に移していなかった。
また、寺の必要性とは何かを考えると漠然とした理想はあるが、そこには自分の努力が何一つ入っておらず、「もっと寺を頼るようになればいいのに」だとか「お布施を勿体無いと思わないでほしい」などと、人任せの他力本願なものばかりであった。
今思えばそのために何も取り組んでいなかった。
仕事が無いときは暇をもてあまし、仕事があるときは仕事(仏事)を偉そうにただこなしているだけで、どんどん必要とされなくなりつつあるのを、ひたひたと感じていた。

あるクレーム(仏事への考え方の違いによる不満)への対処がきっかけで、全てのことが改善のヒントなのだということが心から理解できた一瞬があり、それからの私たちがガラッと変わったのが今から思い返せばよく分かる。
私たちが伝える努力を怠っていただけなのに、今までであれば「仏事も分からないくせにうるさい檀家だ」で終わらせていた。
今は、新しい課題に対して取り組むことで大変忙しくなった。一つひとつ達成することが大きな自信になり、仕事も格段に増えた。
今では、仕事が暇でもいずれ課題になるであろうことを検討していくなどで集中している日々が続いており、それがとても楽しい。
Before 〜 収益について
寺院という環境からか、収益(利益)を良いように捉えられていなかった。
利益を上げることへの罪悪感があり、それを「毎日人がやらないお勤めをし、厳しい修行をしているから当然のこと」と、理由をつけて見ないようにしていた。
利益が出ない月すらあった。

利益をお檀家様や地域へ還元していくことで次の利益を呼ぶという好循環が生まれた。
取り組みに関しては、どれも「あれ?」と思うほどに簡単で、特別なことは一切していないと思う。
しかし、簡単なことを積み重ねる・続けるということが、どんなに大きな効果を呼ぶのかが体感できた今は、将来に関しての不安までも無くなった。
また、市川さんの言う「お布施は一般の方にとっては費用」を、その通りだと思えるようになったことも大きい要因だと思う。
布施をする側の気持ちが分からない相手(寺院)に、気持ちよく布施をすることは無いと思う。
今では利益が出ない月はなくなった。
Before 〜 お客様への気持ちについて
檀家との距離が離れているのを危惧しつつも、自分からも壁を作ってしまっていた。
お勤めも集金に行くような気分で、お檀家様方をお金のように思っていたと思う。
自分ではそうではないと思っていたが、今思えばとにかく「横柄」だった。

一昔前の寺は「来る者拒まず」で、地域の寄り合い所であり、コミュニティセンターだったはず。
以前はただの理想論だと思っていたが、それが現実に私の寺に芽生えつつある。夢物語ではなくなった。
感謝の気持ちと笑顔を絶やさず、優しく親切に分かりやすい言葉で接することを心掛けている。
法事を終えたお檀家様からのアンケートで「今まで何のためのお経で、どんな意味があるのか分からないままお願いしていた」というものがあったが、説明していなかったのだからその通りだったろうと、以前の自分を素直に反省できた。
アンケートを取ることも思いつかなかったと思う。
Y寺院より、コンサルティングの感想
実は、当初コンサルティングを受けるということは全く考えていませんでした。
「自分は住職だ」というプライドもありましたし、何かヒントさえもらえれば、自分で考えながら何とかできるとも思っていました。
しかし、一度単発で相談に乗っていただいてから3ヶ月間、何もしていないことに気付き、これまでと同じように過ごした3ヶ月に何の成長もなかったことに、正直愕然としました。
それがきっかけでお世話になることになり、結果としてこんなにも成果が出ました。市川さんからのアドバイスに自己流を混ぜていたら、こんなにも結果は出なかったでしょうし、自己流とは体裁ばかりの甘えだったと思います。
消費者目線なんていうものが必要なのは商売の世界のことだけであって、寺院には必要ないと思っていたのですが、今でははっきりと「絶対に必要だ」と思っています。
とにかく、消費者目線という市川さんのポリシーに確かさを感じたので、市川さんの指導の通りに実行することに集中しました。
意識したのはとにかく100%言った通りにすることです。
反発してはだめということではなく、なぜそうすべきなのかや、自分が納得する・しないは一先ず保留(もし、言われた通りやって結果が出なかったら先生の責任ですから)し、やってみた結果を報告することで自分を証明しました。
特に大きく変わったことは、やればできるという自信がついた点です。
手を差し延べて協力してくれる方が次々表れてきた点。
お寺へ遊びに来てくださる方々を通じて、人と人とのつながりが思わぬ広がりを生み出している点。
当寺院の新しい取り組みが、広く共感を呼ぶようになった点。
当寺院の雰囲気が明るく柔らかくなった点など、数えたらきりがないです。
このページをご覧になったあなたへ
お檀家様や地域の方に目を向けるというだけで、寺院は大きく変貌します。
寺壇関係は上下関係では無いということに気づく。
その意識改革さえできれば、そのあとの取り組みは難しくありません。
簡単にできることを積み重ねるだけで、「開かれた寺院」は理想論ではなくなります。
真剣に取り組めば、必ず良い結果が待っています。「必ず」です。
地域の皆さま、お檀家の皆さまの笑顔あふれるお寺へ変わっていくお手伝いをできることを楽しみにしております。

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